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ホーチミンちょっと素敵なカフェ・レストラン100


2019年からホーチミンで暮らし見た愛すべカフェ・レストランたち。。
by katouhiro
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09. 最後の晩餐 / Kabin (嘉賓)

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美食探偵は『最後の晩餐に食べたい料理』をリストアップしていた。帰国するAさんに公式送別会は何がいいか尋ねると、「この前の中華がイイですね」リストを見ることなく答えた。

それって『Kabin(嘉賓)』だよね。『ルネッサンス・リバーサイド・サイゴンホテル』2階にある広東料理Kabinは、2週間前に行ったところ。
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ホテルロビーは不揃いな3角形を組合せたシャープなインテリア(クラシックなものから改修されたらしい)。天井照明、レセプション壁、床の大理石本磨きまで3角形、大きな石のつなぎ目はほぼネムリ(目地巾無)。割れやすい尖った石を点で合わす施工はたいへんだっただろう。【写真↑】

そこから光るらせん階段を上がると、クラシックとモダンが融和したシックなKabinがある。【写真↓】
2週間前は満席で待たされたので予約してきたが、雨のせいか空席が多い。最後だから好きなの選んでよ
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「そうですねぇ」メニューを広げながら「中国では何が美味しかったですか?」。大連に赴任経験のあるKさんは「アワビ、かな」

普段素通りする「アワビ(Abalone)とナマコ」の頁の1行目は、『アワビのオイスターソース蒸し煮』VND1,580,000(≒7500円)。おなじみ点心の頁(だいたいVND120,000≒600円)と一桁違う。【写真↓】
点心は4個、これは何個?「1つです」続けてオネエさんは察し「4つにお切りします」
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前も食べた小籠包、麻婆豆腐、北京ダック。初めての牛肉・野菜炒めなどどれも口に合う。辛くなく、さっぱり旨い麻婆豆腐が今日イチかな

メインは4つにカットされたアワビ。サイズはいささか不揃いで、Aさんがとった後、じゃんけんで盛上った(まぁ、あまり変わらないけど)。パクリと一口で頂いて旨味を解放。2000円はさっと喉を通り抜け、付け合わせのブロッコリーにトロっとしたスープをからめ余韻を楽しむ。
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次に。これだけを腹いっぱい食べるのにもひかれるパラっと海鮮炒飯と、イメージ(あんかけ焼きそば)と違った平太麺の具だくさん焼きそば。

「中国では黄酒と言って、薬なんですよ」紹興酒も空き、デザートはゴマだんご。表面を白ゴマが覆った中はアンでも芋(くわい)でもなく。熱々のカスタードクリームが癖になりそうな甘さ。前回は融通がきかなかったけど(4人で来て3個/1皿×2皿)、今回は4個/1皿がOK。あわびのおかげか、続けて来たおかげ?
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「3年ホーチミンにいましたが」Aさん「中華はここが一番です」

僕の生活圏でいえばホーチミンに中華料理屋は少ない。大阪へ帰れば中華に不自由しなくても、アワビの敷居は高いだろう。外に出ると雨は小降りになっていた。
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名称 (タイプ) : Kabin (中華レストラン)
場所 : 8-15 Ton Duc Thang Street, District 1 ,Renaissance Riverside Hotel Saigon (家→1.9km、徒歩23分)
訪問日 (評価) : 2020年8月5日 (70点 ◎料理、〇落着く)
その他 : ルネッサンス・リバーサイド・サイゴンホテル2階

by katouhiro | 2020-08-10 22:00 | みんなで
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