ホーチミンちょっと素敵なカフェ・レストラン100 |
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広い庭を前に立派な一軒家がたたずむ。毎朝ジョギングで前を通る『リークラブ』もそんな建物の一つ。昼間はそれほどでもないが、夜になると照明に浮かび上がってハイソな華やぎを匂わす。【写真↑】 庭の向かって右にはガラスボックスのダイニングがある。この日は使われていないが日中は涼と庭のいいとこどりできそう。左にはバーカウンターと10席ほど。棚にボトルが浮かび上がってリゾート感を盛り上げる。 中に入ると白い壁に白いこて絵。白い天井からは柔らかいシャンデリア。グランドピアノも白い。床は黒く、家具がゆったり点在し、クラシカルな建物の加齢臭を少しも感じさせない。 1階に戻ると、「外の席でなくていいですか?」念押しされて落着いた。にしてもダイニングスペースより待合っぽいその他スペースのほうが広い。 まず前菜3品(メニューにはのっていない)。ビジュアルに訴えるレストランの自己紹介みたいなもので、どこでも外れは無いが影も薄い。 添えられた葉っぱはアイスプラント(Ice Plant)。南アフリカ原産で、肉厚な緑の葉っぱはキラキラした表面。チクチクしたみかけと違ってシャキプチした食感、ほのかな塩味で何もつけなくても美味しい。この間、『矢澤』で初めて食べて教わった。【写真↓右の右側】 3品目は『ホタテのリンゴソース』。これもほんのり甘い。料理番組でしか見ない組合せに心弾んだ。 5品目、デザートは『ホワイトチョコレートエッグ』。サイズ、色つやがタマゴにしか見えないがホワイトチョコ(白身)とマンゴー(黄身)。金の帽子がいらないほどよくできている。割ったときのドロッとした半熟感まで再現されてびっくり。 2021年になって振り返ると、料理のビジュアルがすばらしい。全般的に甘かったが、それはベトナム・フレンチの傾向でもある。 場所 : 143 Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Phường 6, District 3 (家→500m、歩6分) 訪問日 (評価) : 2020年12月24日 (85点、◎料理ビジュアル、○味、◎空間、○コスパ) お会計 : クリスマスディナーコース1,290,000đ(≒5800円)税サ込、モクテル1杯付、スパークリングワイン1,150,000 đ(≒5000円)+税サ15% その他 : 2011年オープン、邸宅コンバージョン、ハノイに姉妹店あり
by katouhiro
| 2021-01-20 22:00
| たまには贅沢に
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